
2023年02月08日(水)
今年も節分の日、玄蕃稲荷神社では100本限定で「いなり恵方巻き」を授与致しました。
前日夕方のニュースエブリーでも放映されたことから、お蔭様ですべてを皆様にお分ちすることができました。
恵方巻きは、新しい一年(立春正月)の始まりに家内安全、商売繁盛、無病息災を祈って食したのが発祥と言われていますが、この大阪の食文化が全国に広がるにつれて、恵方巻が単なる「季節の食材」として取り扱われ、その結果として恵方巻は食品ロスの代名詞にもなってしまいました。
そうした恵方巻の在り方に一石を投じたいと、令和2年から始めた「いなり恵方巻き」を出来る限り継続して日本の本来の食文化を伝えて行きたいと思っています。
来年こそはという方は、早めに電話でご予約ください。
2022年12月31日(土)
今年6月に着工した社務所改築工事が完了し、令和5年の新春を新社務所で迎えることができるようになりました。
これまでご不便をおかけして参りました参拝者の皆さま、設計・管理をお願いした小川原設計をはじめ工事関係者各位に心から感謝申し上げる次第です。
引き続き渡り廊下の建設と境内整備を進める予定でおりますが、初詣にお越しの皆さまには、一変した境内で心穏やかに新年のお参りをしていただければと存じます。
なお、社務所改築に伴い、社務所東側に駐車場を整備致しました。神社正面を東方面に通り過ぎ、100メートル程先の電信柱の脇を左折して、道なりに50メートル進んだ突き当りになります。是非ご利用くだい。
2022年12月31日(土)
いつも参拝くださる方からキツネ像の前掛けの奉納がありました。本殿内の二対と末社前の二対、それに加えて狛犬一体分の計5枚です。
通常の前掛けは赤一色ですが、奉納された前掛けは赤地にサクラ花の柄入りで何ともオシャレな前掛けです。稲荷神のお使いである玄蕃稲荷のおキツネさまにも新年を心地よくお迎えいただこうと、大晦日に付け替えさせていただきました。
当神社では、新年に「願掛けキツネのおこもり祈願」を受け付けておりますが、今年はとりわけ御利益がいただけそうな気がします。
因みに、当社の狛犬は一対ではなく一体で、その表情から、一人でもにこやかに明るく生きる勇気を与えてくれる狛犬です。初詣にお越しの際は、是非ご覧になってください。
2021年07月29日(木)
玄蕃稲荷神社は、安曇野市の万水川沿いにある、入り口も分かり難い小さな神社なのですが、時にテレビや雑誌で紹介されることがあるのは、地域の人々に「玄蕃様」と親しまれてきた古い歴史があるからでしょう。
今年も『御朱印でめぐる全国の稲荷神社』で紹介され、最近では『御朱印でめぐる信州甲州の神社』にも紹介されました。こうした形で玄蕃稲荷神社を広く知っていただけることは本当にありがたい限りです。
とは言え、私(宮司)一人で神社をお護りしていることもあり、例えば木曜日は大学の講義のために上京して社務所を不在にするなど、参拝者のお申し出に直接対応することが叶わないことも多く、随分とご迷惑をお掛けしているのが実情です。
地元の方々はそのことをご存知なので、予め電話を下さり、ご祈願やご相談の日取りを決めてからお越しになるのですが、遠方から、しかも初めて参拝される方々にはそのようなことは望むべくもありません。とりわけ、御朱印をいただきに参拝される方々のご不便は尚更のことでしょう。
そこで、拝殿前に御朱印の受付箱を置き、社務所不在の場合は後日、神社から御朱印を郵送することで何とかそのご不便を解消しようと試みているのですが、昨日、郵送した御朱印を受け取った旨の丁重なお葉書を頂戴して心が温かくなりました。
氏子区域を持たない小さな神社をお護りしていく困難さに立ち向かう勇気を与えて下さる、そんな内容の絵葉書でもありました。